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誰が発言せずとも明らかに下降して行っているエレクトロニカ界隈の印象なのですが、このタイミングで僕が敢えてエレクトロニカにコミットする事になった経緯をお話ししますね。僕、若い時はどちらかというとAphexがインタビューで軽蔑していたロック的なキャラでした。(程度はアレですが)スポーツと勉強、両方の万能型でバレンタインデーに普通にチョコとか貰う奴でした。雰囲気系ですね、俗に言う。で、中二病的な思考で「いつか音楽で成りあがる」ともオーバーグラウンド的に考えてたと思います。で、20歳位の頃に本格的に電子音楽に出会うのですが、ほとんど全ての僕の属性が雰囲気系なのに、音楽だけはガチだったっぽく、完全にこの(所謂)オタクミュージックにヤラレます。どこをどう聞いてもオーバーグラウンドの音楽より深いんですよね。「どう深いの?はあ?只の負け犬の戯言じゃないの?」という方、少々ご辛抱くださいませ。メジャーな音楽は資本主義の性質上、売らないといけない使命を抱えていて、音楽はその単価がCDなりストリーミングなり決まっているので、王道のものしか作れないのですよ、売れる為には。非常にパーソナルな世界を追求して、音楽性を向上させる、とか二の次なのですよ。どういう事かと言うと、カップラーメンに例えれば皆さんご存知の日清が王様という事になりますね。僕も度々お世話になるこの日清ですが、では日清のカップラーメンがこの世で一番良いラーメンなのか?という問いに対してはほとんどすべての人が「ノー」と答えるでしょう。それぞれの思い入れのあるラーメンをきっと答えるでしょう。ちょっと話を戻してみると、オタクってダサいじゃないですか、やっぱり。僕も嫌ですよ、オタクとか言われるの。でも、音楽の本質ってこのオタクが作ってるんですよ。音楽に限らず、どの世界の最先端もオタクが作ってるんですよ。ここに物事の本質があるわけです。ここで一番オタクだと思われるエレクトロニカ界隈を持ち上げて話を終わらせるとハッピーエンドになるかもなのですが、もう少々お話を。ぶっちゃけて本心を言うと「本質が伴っていない雰囲気だけの物事や逆に本質だけのオタク達、どっちも終わってるんですよ」。もう今2019年なので、雰囲気だけでも本質だけでも無いハイブリッドで行きましょうよ。ここにしか答えは無いと思います。大分脱線しましたが、今まで生きてきてやっとこの答に辿り着きました。もう一度繰り返すと「雰囲気だけでも本質だけでもダサい」。以上、そこんとこ夜露死苦。

“Let the word say what the word never meant before” - Eugène Ionesco

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