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表層的に聞けばイージーリスニングの類になるであろうBoards Of Canadaの音楽には深く聞き入った時に立ち上がってくる構造・レイヤーがこれでもかと散りばめられている。僕にとって彼らの音楽はまさに「The Devil is in the Details」なのである。その幾重にも重なったレイヤーをディープリスニングした時、ある種のハルシネーションを覚える位である。聖書は僕の記憶が確かであれば世界で一番読まれている本であり、その構造は物語としてもイージーに読む事が可能だが、かのルターの様に激烈に読み解くこともまた可能な書物として存在している。この
1.多くの人のアクセスを簡単にしている点
2.ハードコアにも聴取・読解可能な点
において僕はBOCと聖書を同じ位置づけに置いている。聖書が書かれた時代にはきっと率直な言葉では綴れない時代背景も存在しただろうし、また暗号の様に埋め込まれている表現も多々あるのだと思う。この深度を形成する事に成功しているモノに僕はとても最近興味が向いている。新奇性では無く普遍性、その獲得を目指して曲を作っていきたいと思う。

“Let the word say what the word never meant before” - Eugène Ionesco

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