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MUTED RENAISSANCE


Artist: Yu Miyashita
Title: Muted Renaissance
Label: The Collection Artaud
Cat #: TCA 38
Format: Cassette (Chrome) / Digital
Release Date: 06 Dec 2020

- TRACKLIST
A1. Moon Greetings
A2. Spirit Lancers
A3. Lagged Melancholia Lapse
A4. Shadows Of Reflected Echoes
A5. Da Vinci And The Cats
A6. Symbol Manipulators
A7. Muted Renaissance
A8. Revival Of Unmuted Reality
A9. To The Garden Of Thoughts
B1. Vivian Girls Pilgrimage
B2. In Between The Clouds Of Notions
B3. Magic Coaxial
B4. Intellectual Framework Overdose
B5. Singer Songwriter Rewriter
B6. Mercurius And Uroboros
B7. Senses Of Invisible Hands
B8. Hey Dawning Sun

- CREDITS
Written & Produced by Yu Miyashita
Mastering by Yu Miyashita at Underarrow




Artwork by Jonathan Saiz


“今度の新作、なかなかツボにハマってしまい、ちゃんと書こうと思ってついつい遅くなってしまいました。どこがツボだったかというと、まずは音楽的、音響的な多様性と、その絶妙な混ざり具合で、いわゆるメロディーだとかリズムといった構造と、音色やノイズのような音響的質感が、不思議な感じで混ざり合っているところです。一曲一曲、どれもその混ざり具合の表情が絶妙かつ違っていて、聞くたびに毎回なんか違ってきこえる感じがするのが不思議で気持ちが良いです。とはいえ、全体が散漫なわけではなく、不思議と統一感があったりするところが、なるほどというか、さすがだと思いました。これは、ぜひ多くの人に聴いてもらいたいですね。リリースを楽しみにしています! ーーー なんか新しい世代の誕生という感じの、新鮮さがありましたね。それはある意味、ひとつの時代が終わったことと同義なのですが。” - Akihiro Kubota


“なんか、やってることめちゃ緻密なのに、めちゃくちゃ音が軽い(重心が高い??)、風通しがよくて自由で、でもって、異常に音がクリア。。笑 はじめは、ハープシコードとか弦のエディットに対するオブセッションみたいなのが結構前景的にきこえて「今の環境で、いま解体したい音色 / 没頭してる対象はこの辺に来てるのかも」とか思いながら聴いてました。 (正直最初はこの音色けっこう難敵そうだな〜って思った。 それこそたとえばOPNが和の音色つかうときって、もっと空虚というか、デフォルト感を隠さないというか、はじめから勝つ気もないというか。 yuくんがこのアルバムのいくつかの楽曲で、西洋古典の音色と向き合うときに、「この音色を乗りこなす」っていう繊細な手つきがある。 そこは、Daniel Lopatinがシンセとその中に含まれてる和楽器の音色に対して、当たり前の環境の一側面としてとらえているのと、yuくん(あるいは聴いてる僕)の中で西洋古典の音色に相対するときの「構え」みたいなものの違いはあるのかも知れない。 「洋」ということをことさら言っても詮ないことだけど。)でも何度か聴いて、アルバム全体を通して起こってることはやっぱり最初に聴こえたもの以上に色々あって。 ある程度の時間の隔たりの中で、yuくん自身の耳のフォーカスが移り変わってった部分もありそうだなーと。 ↑みたいな具体的な音色に向き合ったときにyuくん自身が編み出したイディオムには、「これ生で食べれるの!?」てぐらいrawな素材のままにすることもあれば原型をとどめないほどすり潰したりもして グラデーションがあるし、それに従って、聴き手のフォーカスもスライドしていく。最終的に"muted renaissance"って言葉に凝縮した作品としての一貫性であったり、対峙してきたモチーフもあるとは思うけど、yu miyashita名義のアルバムということは、別のaliasにはない、極端に個人的な、作家としての時間、secret historyみたいなものが定着していて、yuくんのルーツと、耳と身体(それが置かれてる空間)の変化、技法の変化が、剥き出しになって定着してるとおもう。 (前回聴かせてくれた6/4の作品ももちろん、ビート構造とそのコレオグラフィの実験だったりもして、僕はそういう作品で提示される可能性がすごく好きだけど笑、今回のアルバムみたいな、結果としてanti-conceputalに拡散していくあり方には、やっぱりそれとは異なる強いものがあるとおもう)あとこれは完全な思いつきでしかないけど、13. Intellectual Framework Overdoseができたあたりで自分の名前で出すミッションが沸騰して、そのあと02. Spirit Lancersあたりでアルバムとしてまとめる具体的な段取りが見え始めたのかな、とか思ったりしました。 (もっと早く見えていたのかも知れないけど!) ” - HNZ


“良いです。オリエンタルな雰囲気とミニマルの融合、そしてミヤさんらしさも存分にあって楽しめました。細かい作り込みも美しく、無機質な音が構成する有機的な楽曲は圧倒的な感性の成せる技です。エンジニア目線でも音がクリアで硬質、素晴らしいと思いました。特異な才能です。” - KASHIWA Daisuke


“ノイズやグリッチも使われているのに、曲の印象や力強さを感じるのはメロディというのが面白いです。構成があるようでないような、次どう展開するのか予測できなくて、次々シーンが変わる映画や劇を聞いているような感じがしました。楽器やシンセがはっきりしているから掴めそうなのに、掴めない抽象的な音の世界って感じです。グリッチがメロディーと同化するように聞こえるのも秀逸だと思います。たくさんメロディがあるのに終わったら覚えていない夢みたいな作品でした。” - Kentaro Hayashi


“ 根底にテーマとして流れる、14世紀西欧の文化再生復活の興り。 和的なアプローチも採り入れた旋律が、境界線を再定義しようとする作家の視点や内世界を垣間見させる。東洋的なテーマが繰り返されるM1やM3、 ブルガリアンコーラスやイノセントな声が国籍や「括り」を超えてゆくM4、ハープシコードが特徴的なM6、どこまでも拡散、収束していく思考が時間軸を歪ませるM7、浮遊感のある旋律を奏でるハープ・ピチカートが印象的なM12、深くプロセッシングされたギターやピアノ、弦の響きと特異なリズムを幻想的に聴かせるM15、深淵で甘美なメロディと和声で聴かせるM16。緻密に練られた音構成・音響構成が、現代視点で丁寧に翻訳されたテーマを彩るYu Miyashita/Yaporigami の素晴らしい新作!ゆうくんおめでとう!” - sub-tle.


“ この作品を聞いて、宮下さんの細部をコントロールすることへの尋常ではない欲望を感じました。通常の経過していく時間の流れが無限に分割され、その極小地点から更にミクロな地点に向け音がエディットされているような感覚を受けました。これは宮下さんというアーティストによる異常なまでの対象物(時間、音)の操作であり、人工的に構築された完全物を現出させようという試みなのかもしれません。ただ、一つ興味深いのが、この人工的構築物が、どこか神的な崇高性を帯びているように感じられたことです。徹底的に人間により管理された人工物が、それとはまるで反対にあるかのような感覚を宿してくる。これは文字を作り、図書館を作った人間が、論理的には有限であるが、ほぼ無限となる図書館の中で生きる、ボルヘスのバベルの図書館における状態のようでもあります。また、先日たまたま開いた本の中にカール・ラッカートという宗教学者の現実を感覚する位相についての表があり、人間の力やサイズを超えていく現実の層と、それとは反対に人間の管理下にある層が一つの線にて図解化されていました。その図では、「(人間による)支配」と「人間の降伏」がそれぞれ左と右の対極に位置づけられ、その真ん中に親しさ、分析、魅了などが位置づけられています。この作品を聞いた時の感覚を、この図解に当てはめつつ応用してみると、左端と右端が円環状につながっている状態、と言えそうです。先に述べた極限までの音のエディットに加え、アルバムの随所で鳴らされるメロディーが、どれも抽象的で現実と乖離していくような印象を与えているのは、正にこの「支配」と「人間の降伏」が繋がった状態であるからなのかもしれません。通常、電子音楽におけるメロディーは親しさの感覚を引き起こし、どちらかといえば人間世界の側(支配)に位置付けられる気がしますが、このアルバムで鳴らされるメロディーは抽象的で秘匿された「あちら側」(人間の降伏)の様子を示唆しているようです。人工的で崇高な音楽、私の一先ずの結論はこの作品は「人工天国」を現出させる一つの音楽実践ではないか、というものになります。”  - Yama Yuki


“ 2回ほど通して聴きましたが、非常に素晴らしかったです。最初の2曲ほどではOPNの影響をかなり直接的に感じましたが、聴き進めていくうちYaporigamiの近作からのフィードバックやYu Miyashita名義の過去作から異なるかたちで受け継がれたエディット感なども耳に入り、そういった要素とOPNっぽさ(弦楽器のようなサウンドによる非常に旋律的なアルペジオや、いわゆるキックなどのリズムパート以外のシンセフレーズから感じられるビートというか躍動感/運動性)が絡み合う様がとても美しいと思いました。個々の楽曲としてしっかり分析すればきちんと構造があるものが多いようにも感じますが、それぞれがしっかり意識に定着する前に次の曲へ移り変わっていきながらも、全体を通しての印象には分裂感があまりなくむしろ統合性を感じる…というような、アルバムとしての流れにも興味深いものを感じました。コラージュっぽさという形容も思い浮かぶもののそれにそぐわないような優雅な感触があるというか。この辺りはギャップレスで聴ける環境であればまた少し印象が変わってくるかもしれませんが。試聴リンクを送っていただいてからすぐに一度聴いて、その後にOPNの『Age Of』を聴き込んでから2回目を聴いたのですが、通じる部分はたしかに多く感じます。と同時に大きく異なるものを備えた作品だとも感じましたが、この辺りはまだしっかり言語化できない部分です。 ーーー作中で聴こえてくる旋律的なアルペジオに対して、宮下さんの意識として “音楽が鳴っている時には妙にしっくり来るのだけど、鳴っていない時には口ずさんでしまう様な類のメロディではない、純粋な?音の羅列だけとして存在するような旋律” という表現で返信をいただきましたが、納得するものがありました。聴いてる時にはやけに旋律的に聴こえて単なるアルペジオとは明らかに異なるプレゼンスを感じるのに過ぎて行ってしまうと曖昧な印象レベルに滲んで消えていってしまうような、それ故にまた聴くことでその重みを確かめてみたくなるような非常に魅力的な音のラインになっているように思います。このような印象はYaporigamiの近作でも感じる瞬間があったように思いますが、本作のような(例えば音楽の中心をビートなど特定の部分にしっかりと定められないという意味での)抽象性の高い作風において結果的により旋律のプレゼンスが上がっているように感じられるのが非常に興味深かったです。そういった意味で聴いているうちにどこに重心を定めるかまだまだ聴き手の側から様々に探りを入れられそうな、不思議な重力のある音楽だなと。正式にリリースされるのが本当に楽しみにしています!” - よろすず (aka Shuta Hiraki)