[Works]        [Texts]        [Media]        [CV]        [Contact]



反復する奇数拍子を軸としたポリリズムと、生理的な快・不快のラインを絶妙な緊張感で保持するマスロック構造。ユニゾンはそれまでの流れを遮断する様に新鮮さをもって使用され、バンド特有の無音時のファンク感は表面的にはその姿を隠し、大きな小節構造の中で若干の気配を感じさせながら以前よりも鋭く存在していた。各々の楽器がそれぞれに鳴るのでは無く、最小単位の音それぞれの数だけバンドメンバーが存在するような錯覚。圧倒的な音・音楽に対する共通認識・美意識無しでは生み出され得ないグルーヴ。執拗なまでに繰り返されるフレーズの、小節毎に差異を持って聴かせる技術。

本当に良いライブを見ました。音楽が好きってこういう事だよな、自分達の色を突き詰めるってこういう事だよな、と一点の曇りもなく昨日の空間現代の鳴らした音楽は僕に感じさせてくれました。

Thank you, 空間現代.

“Let the word say what the word never meant before” - Eugène Ionesco

(C) 2010-2019 UNDERARROW